第3回森と水の再生講座 終わりました

2022年7月17日 第3回森と水の再生講座を行いました。
今回は、映画「杜人」公開直後ということもあり、大人・子ども総勢70名もの大勢の参加者とともに結いの作業を行うことができました。
前回は、敷地内に溝を切り、点穴をあける作業が中心でしたが、今回は敷地を囲うフェンスの外側に生い茂る薮に、風が通るように風の草刈を行います。
フェンスは風通しを悪くして空気を滞らせる原因ともなりますが、なかなか撤去することは難しいので、少しでも風が通るように薮に手をいれます。

丈の高い草やササを刈るときは、一気に根本で刈るのではなく、上の方から風になびいて曲がるあたりで、まず切っていきます。
だんだんと短くするのがコツ。そうすると、落ちた葉っぱもそのまま適度な長さのグランドカバーになります。
風にそよぐのを妨げないところで刈ることで、茂みはかまぼこ型のようにふんわりとした形になります。
そしてところどころに、風の通り道をあけてあげると、風はその道や草むらの上を通りながら、葉の蒸散作用の気化熱でひんやりとした空気を引き連れて、涼しい風を通してくれます。

草も木も地面を直射日光からさえぎることで、土中の生き物や微生物を守っています。みんな役割を持って、そこにあります。
その役割を十分果たせるように、適度に刈っていけば、いたずらに暴れて繁茂することもなくなるはず(!)
暑い中、薮との格闘、みなさま、ほんとうにおつかれさまでした!